投稿:2025-09-25
更新:2025-09-26
小さい頃からこういった悩みがありました。
学校の成績が特に悪いわけでもなく、得意なこともあったので、どうやら能力に凹凸がありそうだということに気づくようになりました。
特に会話に関しては結構苦労した記憶があります。話している途中で自分が何を話しているのか見失ってしまったり、仕事では会議で議事録を取りながら論点を追い、議論に参加していくのになかなか苦戦しました。
その後、能力の凹凸のうち得意なこととして、プログラミングがかなり得意なことに気づきエンジニアになりました。
また、どうやらこれまで自分が苦手に感じていたことは、脳のワーキングメモリという機能を鍛えることで改善していけるということを知りました。
そこで、ワーキングメモリを鍛えるために開発したアプリがこのUltra N Back(UNB)です。
Ultra N Back - 脳トレ
集中力の向上・ミスの減少・マルチタスク能力の強化など、お手軽に脳のワーキングメモリという機能を鍛えることで、これらの能力を向上させることができるアプリを開発しました。
App Storeで開く※Google Playは公開準備中
そもそも、ワーキングメモリとは脳の情報を一時的に保持する機能のことです。作業記憶とも呼ばれます。
例えば会話であれば、自分が話しながら、相手の意見や過去の会話をワーキングメモリに保持しておく必要があります。
マルチタスクにおいても、一つ前にしておいた作業をワーキングメモリに保持しておいて新しい作業をするというように、ワーキングメモリが活躍しています。
そして、このワーキングメモリはどうやらN Backトレーニングという方法によって、鍛えられそうだということが、科学的に示唆されているようです。
N Backタスク(トレーニング)とはN個前の情報を覚えておくというトレーニングのことです。 例えば、A → L → B という文字列が順に与えられたとき、二つ前の文字は「A」のように記憶しておくトレーニングです。
まさに、マルチタスクにあるような、今やっていることを一旦覚えておいて他の情報も頭に入れていく、という工程を抽象化したトレーニングになっているような感じがします。
そして、ほとんどの場合はこれを次のように拡張します。
赤文字のA → 青文字のL → 黒文字のB
このとき二つ前の情報は「赤文字のA」のように覚えておく情報量を2つ(Dual)に増やします。この形式をDual N Back(通称:DNB)と呼ぶようです。
N Backトレーニングは一部界隈には非常に根強い人気のあるものの、まだまだ認知としては非常に小さく、手軽にスマホでトレーニングできるようなアプリも少ないということに気づきました。
それなら、自分でも使えるようなこだわったN Backタスクのアプリを作ろうということで開発に至りました。
Ultra N Backでは、開発する前にDual N Back(DNB)をプレイされている方のブログ記事を読み漁り、App StoreのDNBの人気アプリを一通りプレイしたうえで、アプリのプレイ面においては、こんな機能もあったらいいなぁ...ということで、主に二つの面白い特徴を取り入れました。
まず、覚える情報量を最大4つにしたというのは、多くのアプリはN個前の「場所」と「文字」を覚えるという形式ですが、これを場所・文字に加えて「色」「形」を覚えるモードも任意に選択できるようにしました。
実生活では、覚えておく情報量は2つどころではないので、より実生活に近い形でトレーニングができるようになっています。
また、文字を覚えておくときには、A、L、Bと唱えておけば情報を覚えておくことができますが、色や形まで覚えていくとなると、より視覚的な情報をそのまま記憶に残すような脳の使い方が必要になります。これは私の体験ですが、しばらくプレイしていると、色や形がそのまま頭に残るような感じがします。写真記憶ができる人はこういった感覚なのかな?という感じがします。
また、Nを最大50まで選択できるようにしたのは、たくさんのDNBに関するブログを読む中で数年単位でDNBに取り組み、N = 50ほどまでに到達されているような方もいらっしゃることに気づいたためです。
私のようなN Backタスクの素晴らしさに気づいたばかりのプレイヤーには、50個の文字列を記憶し続けるなんて、にわかには信じがたいことですが、この事実は、わたしたちにN Backトレーニングへの無限の可能性を感じさせます。
N Backトレーニングがどうやら良いということに気づいたところで、一番のネックになるのは、結局継続です。
どんなにいい脳トレであっても続けられなければ意味がありません。
そこで、Ultra N Back(UNB)では成長を実感できるように設計することが、継続への手助けになると考え、成長のグラフによる可視化機能を重点的に実装しました。
具体的には
この二つをグラフで可視化できるようにしました。
例えば、毎日30問ずつコツコツプレイしたいというユースケースに対応しています。そして、毎日の積み重ねが自分への自信になり、あの頃はN=2が限界だったが、今はN=5もクリアできる...!と、成長を実感できるように設計しています。
この自信の積み重ねと成長の実感が間違いなく継続への手助けになります。
私は起業してから、自宅からコワーキングスペースまで電車に乗るのですが、電車で周りを見渡すと、スキマ時間に本を読んだり、参考書で勉強したりとレベルアップしている素敵な方がしばしばいらっしゃいます。
このゲームは、そんな方々を見ながら、自分もスキマ時間で生活を少しづつ改善できたらなぁと、通勤電車で遊べるように開発しました。
今後時間をかけてじっくりこのゲームとは付き合っていけたらいいなと思います。
一体自分がどこまでいけるのか、非常にワクワクします。
是非みなさんも一緒に遊びましょう!
Ultra N Back - 脳トレ
集中力の向上・ミスの減少・マルチタスク能力の強化など、お手軽に脳のワーキングメモリという機能を鍛えることで、これらの能力を向上させることができるアプリを開発しました。
App Storeで開く※Google Playは公開準備中